京都では毎年8月16日に「五山送り火」という、お盆の精霊を送る伝統行事が行われます。
そんな中で令和2年(2020年)8月16日(日)は、新型コロナウイルスの影響により特別な五山送り火となりました。
具体的には新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、五山送り火を見る人が密集しないように五山の送り火で灯す火を6つの炎の点にして、規模を縮小して五山送り火が行われました。
例年通りのように綺麗な「大文字」は見ることができないかもしれませんが、規模を縮小した五山送り火は特別で逆にレアなのではないかと考え、私は2020年の五山送り火を一眼レフカメラで写真撮影することにしました。
私は京都市左京区の如意ケ嶽で灯された京都五山送り火の大文字を、出町柳の鴨川デルタの近くから見ました。
一眼レフカメラで標準レンズを拡大して写真を撮っていましたが、それだとどうしても撮れる大文字の大きさに限界があるので、レンズを望遠レンズに変更して写真撮影しました。
望遠レンズを拡大して撮影すると、6つの炎が灯る大文字をキレイに撮ることができました。
五山送り火が灯って、そして消えていくまでを一眼レフカメラでしっかりと写真に収めました。
余談ですが、この2020年の五山送り火が行われる前に、何者かが勝手に五山の送り火を点灯したという事件が起きました。点灯されたと言っても火が点けられたというわけではなく、発光する人工的なものでライトアップされていましたので、少なくとも放火はされていないようですね。まだ犯人は捕まっていないようですが、五山送り火が点灯された規模の大きさからして、おそらく個人ではなく集団による犯行だと考えられます。