正寿院(しょうじゅいん)は、ハート型の猪目窓(いのめまど)とカラフルで美しい天井画が有名な京都にあるお寺です。
快慶のお不動さんがいて「京都の風鈴寺」とも呼ばれており、毎年夏季には風鈴まつりが開催されています。
正寿院は京都の観光地の中でも特におすすめの穴場スポットです。
正寿院は京都市内ではなく綴喜郡宇治田原町というところにあり、他の寺院と比べると交通アクセスが悪いかもしれません。
自動車やバスで行くことができますが、私はレンタカーを借りて行きました。
具体的には、まず近鉄で新田辺駅まで行き、京田辺にある比較的に安いレンタカーのところで日産のマーチを借りて正寿院まで運転して行きました。
お寺に入ると、お茶とお菓子をいただきました。
かわいいお地蔵さんがたくさんいました。
正寿院は京都の風鈴寺としても知られていますが、風鈴まつりは夏季のイベントであり、私が訪れた秋季には風鈴を見ることはできませんでした。
正寿院の見どころは何と言ってもこの猪目窓です。
猪の目がハート型に似ていることから、このハート型の窓が猪目窓と呼ばれています。
この正寿院の客殿にある猪目窓が女子に大人気であり、インスタ映えすると話題になっています。
また歴史が好きな人や御朱印巡りが趣味の人なら分かるかもしれませんが、この猪目の模様はよく神社や寺院などの建築物にも設けられています。
ここで庭を見ながらヨガをすることもできるそうです。
10日前までに予約が必要とのこと。
ハート型の猪目窓に目を取られがちですが、上を見上げるとそこにはカラフルで美しい天井画がありました。
正寿院の客殿の天井は、花と日本の風景をテーマに多くの日本画家によって描かれた160枚の画でうめつくされています。
私が訪れた時には人が少なかったので、仰向けに寝転がって天井画を眺めました。
正寿院の猪目窓はインスタ映えで女子に人気ということで、私も一眼レフカメラでたくさん写真を撮りました。
部屋が暗かったということもあり最初はなかなか上手に撮ることができませんでしたが、カメラの設定でISO感度を上げてなんとかキレイに撮影することができました。
正寿院の猪目窓は、春夏秋冬でそれぞれ違う表情を見せてくれます。
太陽の光によって浮き上がった猪目窓のハート型の影は「幸せのおかげ」と呼ばれています。
このハート型の影は夕方くらいに太陽の光がいい感じに差し込んだ時にしか見られないので、見ることができたらラッキーだと思います。ちなみにこのハートの影がちょうど中心にくるのは夏場の夕方くらいの限られた時間しか見ることができないそうです。
私が訪れた時にはちょうど日光がいい感じに差し込んできて、位置は中央ではありませんでしたが、くっきりとしたハート型の影を見ることができました。