鈴虫寺(華厳寺)は、京都市西京区にある寺院で「鈴虫説法」と呼ばれる説法を聞くことができます。
京都では嵐山が人気の観光地として有名ですが、その南側にある鈴虫寺はまさに京都のおすすめ穴場スポットであると言えるでしょう。
嵐山の近くの「松尾大社」から東海自然歩道を歩いて「月読神社」へ立ち寄った後に鈴虫寺までたどり着きました。
月読神社から歩いて鈴虫寺へ行くルートは田舎の住宅街といった感じで少しややこしかったですが、道の途中途中で鈴虫寺への道を示す案内が設置されていたので、迷子になることなく鈴虫寺に行くことができました。
鈴虫寺の参拝では、お寺の住職の方から約30分間のお話(鈴虫説法)を聞くことができます。
私がここを訪れた時には、新型コロナウイルスの影響でタイムテーブルによって時間が区切られており、話を聞くまでに少し待ち時間がありました。またお話を聞く時にはお菓子はありましたが、お茶を飲むことはできませんでした。
お寺で30分もお話を聞くとなると、途中で寝てしまうのではないかという不安もありましたが、鈴虫寺でお聞きしたお話は分かりやすくユーモアがあって面白かったので、眠たくなることもありませんでした。
鈴虫寺に来て一番驚いたのが、本当に鈴虫がたくさんいたことです。
寺の庭とかに野生の鈴虫がいるというわけではなく、鈴虫寺の中にあるケースの中に鈴虫がたくさんいました。撮影禁止だったので写真を撮ることはできませんでしたが、こんなに大量の鈴虫を見たのは初めてだったので驚きました。
鈴虫といえば夏の終わりから秋にかけての季節に鳴いているイメージがありますが、ここではその鈴虫を一年中を見ることができます。なぜならここでは四季を通して鈴虫を飼育しているため、いつ訪れても鈴虫がいるという仕組みになっています。
鈴虫寺の入り口には、わらじを履いたお地蔵様の「幸福地蔵大菩薩」がいました。
鈴虫説法を聞いた後に、鈴虫寺で買った黄色い幸福のお守りと共にこのお地蔵様にお願い事をすると願いが叶うと言われています。
お願い事をするときには、お地蔵様に伝わるように自分の名前と住所も添えてお願いするようにしましょう。
鈴虫寺は嵐山観光の寺ということもあって、意外と高いところに来ていたようで、京都市内を見渡すことができました。
鈴虫寺の庭には三角竹やカエルの石像もありました。
鈴虫寺の近くには歴史的風土特別保存地区や世界遺産の「西苔寺」もありました。
西苔寺は少数参拝制なので、当日行ってすぐ拝観といったことはできないようです。