圓徳院(高台寺の塔頭)
圓徳院(えんとくいん)は臨済宗建仁寺派「高台寺」の塔頭のひとつであり、庭園のある静かな仏教寺院です。
豊臣秀吉の妻である北政所ねねが晩年の19年間を過ごした地に建てられており、高台寺の西側の「ねねの道」と面した場所に位置しています。
まず私は高台寺に行こうと思っていました。高台寺に行く前にずっと前から来たかったねねの道を通っていると、どこかで圓徳院を案内する看板を見つけて足を運びました。
すると圓徳院は高台寺の塔頭のひとつということもあり、この圓徳院と高台寺の2つをセットにした拝観券が売っていたのでせっかくならということでお得にチケットを購入しました。
そうして高台寺を訪れる前に圓徳院へ行くという流れになりました。
祇園の八坂通りやねねの道の方には人が多かったにも関わらず、圓徳院には人が少なく、誰も座っていない庭園の写真を撮影することができました。
この朱色の絨毯とキレイに整った庭がとても美しいですね。
庭園だけでなく、廊下や掛け軸も同様に美しいです。
知る人ぞ知る京都って感じがします。
画質ブレブレで申し訳ないんですが、何か隠し階段のようなものを見つけました。
封鎖されていて上に何があるか気になるところですね。
小野小町(おののこまち)がありました。
はなの色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
この歌は古典に詳しくない私でも、小学生の頃に百人一首とかで聞いたことがあるほど有名です。
圓徳院はとても居心地が良かったですね。その時の気候がよかったということもあり、私はこの場所にずっといれるような気がしました。高台寺へ行く予定が控えていたので長居はできませんでしたが、次に訪れた時にはゆっくり座って庭を眺めていたいですね。
圓徳院を出たところには三面大黒天が安置されており、これは豊臣秀吉の念持仏として伝えられています。
そして私はねねの道を通り、高台寺へと向かいました。