光悦寺(こうえつじ)は京都市北区鷹峯にある日蓮宗の寺院です。
この地は昔、江戸時代に徳川家康が芸術家の本阿弥光悦へ与えた場所であり、文化人や芸術家を集めた「芸術村(光悦村)」があったとされています。
そんな芸術村の面影を残している光悦寺庭園は、山に囲まれていて緑色が多くて自然を間近に感じることができます。
光悦寺は「寂光山常照寺」と同じ日蓮宗ということで、南無阿弥陀ではなく「南無妙法蓮華経」です。
私は光悦寺を参拝した後に常照寺へ訪れました。
当時、自動車を持っていない大学生だった私は「金閣寺」からここまで歩いてきました。
もっと言えばこの日は「妙心寺」からスタートしているので、JR花園駅から徒歩で光悦寺まで来たと考えると結構な距離を歩いているので、光悦寺の近くまで来るとまるで登山をしているかのような気分になりました。
少しだけ紅葉も見られました。
光悦寺は、鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)を望むことができる景勝地となっており、そこから京都市内の街並みを見下ろすこともできるので、そこそこ高いところまで来ているということが分かります。
ここには座る場所もあって、私はここまで歩いてきたのが疲れていたので、腰を下ろして山を眺めながら少しばかり休憩を挟みました。
ただし、ここでは飲食と喫煙は禁止されています。
ここだけの話をすると、山に囲まれているから仕方がないのかもしれませんが、ここで大きなハチに遭遇しました。ハチがブンブンしていたので、私は軽く小走りでこの場を後にしました。
京都の山といえば、私は「比叡山」に行ったことがあります。山に囲まれた自然豊かな場所では、昆虫や野生の動物に遭遇する可能性があるのは仕方のないことかもしれませんね。